vol.24出演者紹介:原田樹里

Birthday:1989/01/31 Birthplace:大阪府 Height:165cm
特技:ジャズダンス・タップダンス・クラシックバレエ
趣味:服、古着屋めぐり、散歩、山登り

高校卒業後、大阪ミュージカルスクールSTAGE21を経て、2009年に演劇集団キャラメルボックス入団。劇団公演への出演は30作以上。外部活動にも精力的で、近年の出演作に、TRASHMASTERS vol.32『埋没』四国ツアー公演(作・演出:中津留章仁)、パルコプロデュース『トムとディックとハリー』(作:レイ&マイケル・クーニー 翻訳:小田島恒志 演出:中屋敷法仁)、二兎社特別企画 ドラマリーディング2『立ち止まる人たち』(構成・演出:永井愛)などがある。

Q1.演劇・俳優を始めたきっかけ:「友達との 『ドラマごっこ』」

小学4年生のときに、友達と「ドラマごっこ」をしていました。テレビドラマの真似をしたり、自分たちで台本を書いて演じてみたり。それが本当に楽しくて、友達に「演技うまい」と褒めてもらえたのも嬉しくて、もっともっとやりたいと思いました。

5年生になって、劇団ひまわりの広告を新聞でみて、両親に頼みこんで通わせてもらいました。その発表会で舞台に立って、舞台の楽しさを知りました。そこから迷うことなく突き進み、今に至る、という感じです。

Q2.好きなor影響を受けた俳優:「満島ひかりさん」

満島ひかりさんが好きです。野性的というか動物的感覚が鋭いかんじが魅力的で惹かれます。

きっかけは「それでも、生きてゆく」というドラマだったのですが、それから色んな作品をみたり、本人の言葉で発信されるものをみたりして「自分らしさ」を大切にして生きてらっしゃるところが素敵だなぁとおもいます。

松たか子さんも好きです。舞台、映像、歌、多方面で活躍出来る実力に憧れます。コミカルな演技が魅力的なところがいちばん好きです。

書いていて気付きました。飾らないありのままな女性に惹かれる傾向にあります。あと、私は歌が苦手なので、歌える女優さんに強い憧れがあります。

Q3.役作りや稽古の準備のはじまり:「1回台本を読んだら、一旦離れてみる」

1回台本を読んだら、一旦離れてみる。散歩したり家事をしながら頭のなかで物語や役のイメージを拡げて、また台本を開く。

そして、台詞を覚え始めます。一言一句間違えずに。書かれた言葉ひとつひとつに意味があると思うので、自分で言葉を変えたりしないように気をつけます。

何度も何度も台詞を口に出して、自分の血肉に染めていくようなイメージで台詞を覚えていきます。台詞を身体にいれることで、読むだけではわからなかったことに気づけたりします。

作品や役によっては、関連する作品を観たり、調べたり、その土地に行ったりします。自分の中で実感しやすいこと、もの、共感できるところから入っていってどんどんイメージを具体的にしていきます。

Q4.今回、俳優として挑戦したいこと:「俳優としての第2ステージを」

台詞や相手役への集中を高めて繊細な演技が出来るようになりたいです。受けの演技を意識したい。もっと相手役のために台詞を喋れるようになりたい。自分の役の説明や感情表現ではなく、相手を動かすための台詞でありたい。

あとは、実年齢より若くみられることのほうが多いので、クレアの大人の女性としての説得力や魅力が出せるようなりたいです。

俳優としても30代で中堅世代。これまでは座組で1番年下ということも多かったので、まだまだ若手気分でしたが、中堅としての自覚を持って稽古場での過ごし方を考えたいです。

俳優としての第2ステージを開くような気持ちで取り組んでいきたいです。

Q5.演技・演劇について最近考えたこと:「役である前に自分であることの大切さ」

他人を演じるけど、結局は自分をさらけ出しているんだなぁと最近改めて考えていました。演技の上手い下手よりも、その人自身の魅力が溢れている俳優さんに惹かれる。

自分の身体を通してその役の人生を生きる。役である前に自分であることの大切さ。自分の感覚をもっと大切にしようと思いました。

演劇の魅力ってやっぱり生身の人間が、目の前で生きていることだと思います。舞台上と客席とでエネルギーの交換をしあっている。みんなの想像力で劇場中にエネルギーが満ち溢れて、物凄い奇跡がおこることもある。

演劇って、劇場って、本当に尊い場所です。

Q6.俳優としての座右の銘:「まず自分が愛すること」

自分の中で一番大切にしているのが、自分の役や作品、座組への愛です。

まず自分の役を誰よりも愛すること。「他の誰がなんと言おうと私はあんたの味方やで」という気持ちで、人生を共にあゆむパートナーのような存在です。作品や座組への愛も稽古をしながら大切に育みます。

千穐楽を迎える頃には、すべてが愛おしくなっています。人間同士だから、いろんなことがあったりもするけれど、愛は持ち続けていたい。

お客様に愛されるには、まず自分が愛すること。そんな気持ちをいつも大切にしています。

Q7.最後に自由にメッセージを:「胸の深ーいところでグツグツと燃えるものがあります」

2014年に初めて『プルーフ』を観て衝撃を受けました。面白い!そして技量や集中力がこれでもかと試される舞台に挑む俳優さんを尊敬しました。これを何ステージもやっているのか……と。自分に出来るだろうか……?でもいつか挑戦してみたい!!と強く思いました。

憧れの戯曲に、いつか御一緒したいと願っていた谷さんの演出。喜びと同じくらい、正直不安や心配もあります。自分にやりきる事が出来るだろうか……。

でもわたし、壁は高ければ高いほど燃えるタイプなんです。この公演をやり切って新たな扉を開いていきたい。胸の深ーいところでグツグツと燃えるものがあります。情熱を持って挑みます! がんばるぞ!

* * *

演出家コメント

いつかご一緒したいと思っていた俳優さんです。いつ声をかけようか考えていたら何とご自分から応募してきてくれたので、正直慌てふためきましたが(笑)、真剣に演技や人柄を見させてもらいました。舞台上で観ていた印象は間違っておらず、演技力だけでなく人柄にも惹かれるところがあり、出演を依頼しました。電話かけるとき、すごい緊張しました。

いろんな人に意外がられるのですが、僕の演劇デビューはキャラメルボックスの台本でした。高校演劇で何本やっただろう? 10作品くらいやったかな。成井さんの演技レッスンの赤い本は演劇部のバイブルで、全員で回し読みし、ストレッチや発声はそのまま演劇部の基礎メニューに入っていたほどです。演劇ぶっくのインタビューなんかもほとんど全部読んでたんじゃないかな?

だから僕にはキャラメルボックスの血も流れている。その若きエースと演技について、演劇について話し合えるというのは最高にワクワクします。今回様々な劇団の人が参加してくれているので、お互いの演技論・演劇論をシェアしたり、盗んだり、そこから未来の新たな演技論のスタンダードが生まれてくるかもしれません。

(もしかして大家仁志さんが僕たちを出会わせてくれたのかな? だとしたらあの人には本当に頭が上がらないな。僕は本当にあなたに会いたい。)

谷賢一(翻訳・演出)

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DULL-COLORED POP『プルーフ/証明』は2022/3/2(水)~3/13(日)、王子小劇場にて上演されます(配信あり)。

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