DULL-COLORED POPのハラスメント対策について

DULL-COLORED POPでは次回公演『岸田國士戦争劇集』へ向けて、スタッフやキャストの心理的安全性を保ち作品のクオリティ向上へ繋げるため、以下の通りハラスメント対策を行うことにいたしました。

  1. 公演に参加する劇団員3名がハラスメント講習を受講する(主宰および男女1名ずつ)。講習は一般企業の管理職を対象に行われている専門業者によるものとする。
  2. 稽古開始前に座組・関係者一同でNetflix社が撮影前に必ず行っている「リスペクト・トレーニング」を行う。本トレーニングは、心理の専門家の立場で受託し実施しているピースマインド社によるものとする。
  3. 出演者全員と協議の上、稽古開始前までに出演契約書を作成する。稽古時間や休暇に関する規定の他、感染症などにより公演中止になった場合でも報酬が保証されることなどを改めて明記した。
  4. ハラスメント対策の相談窓口を劇団内に設置すると同時に、外部の相談窓口・機関をまとめた資料を作成し、公演関係者に配布する。

参考:リスペクトトレーニングについての紹介記事
https://forbesjapan.com/articles/detail/41089
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00304/031600079/

ハラスメント問題は関係者全員が「絶対に起こさない」という意識を持つだけでなく、「それでも気づかないうちに起こしてしまうかもしれない」という危機感を持ち、具体的な対策を行うことが必要だと考えました。劇団員はもちろん参加する出演者たちにも正しい知識を持っていただき、継続した努力を続けることで、今後より安全でクリエイティブな稽古場環境を作り上げ、作品の質の向上にも繋げていけるよう努めてまいります。

劇団DULL-COLORED POP劇団員一同
合同会社DULL-COLORED POP代表社員 谷賢一