第20回本公演「福島3部作・一挙上演」

★6/8 チケットの一般発売を開始しました。

DULL-COLORED POPでは2019年夏、谷賢一が3年間かけて取材・構想・執筆を行う「福島3部作」の一挙上演を行います。

 私の母は福島の生まれで、父は原発で働いた技術者だった。私自身も幼少期を福島で過ごし、あの豊かな自然とのどかな町並みが原風景となっている。
 原発事故はなぜ起きてしまったのか? 政治・経済・地域の問題が複雑に絡まり合い、簡単に答えが出せない問題だ。しかし、だからこそ演劇でなら語れるのではないかと思った。異なる意見を持つ者たちが出会い、言葉を戦わせ合うのが演劇だ。答えを示すことよりも、問いを強く投げかけるのが演劇だ。演劇でなら語れる、「なぜあの事故は起きてしまったのか?」
 2年半に渡る取材成果を三部作・三世代の家族の話として紡ぎ直し、人間のドラマとして福島と原発の歴史を問い直したい。

第一部『1961年:夜に昇る太陽』

 1961年。東京の大学に通う青年・<穂積 孝>は故郷である福島県双葉町へ帰ろうとしていた。「もう町へは帰らない」と告げるために。北へ向かう汽車の中で孝は謎の「先生」と出会う。「日本はこれからどんどん良くなる」、そう語る先生の言葉に孝は共感するが、家族は誰も孝の考えを理解してくれない。そんな中、彼ら一家の知らぬ背景で、町には大きなうねりが押し寄せていた……。
 福島県双葉町の住民たちが原発誘致を決定するまでの数日間を、史実に基づき圧倒的なディテールで描き出したシリーズ第一弾。

出演: 東谷英人、井上裕朗、内田倭史(劇団スポーツ)、大内彩加、大原研二、塚越健一、 宮地洸成(マチルダアパルトマン)、百花亜希(以上DULL-COLORED POP)、阿岐之将一、倉橋愛実

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第二部『1986年:メビウスの輪』

 福島第一原発が建設・稼働し、15年が経過した1985年の双葉町。公金の不正支出が問題となり、20年以上に渡って町長を務めてきた田中が電撃辞任した。かつて原発反対派のリーダーとして活動したために議席を失った<穂積 忠>(孝の弟)は、政界から引退しひっそりと暮らしていたが、ある晩、彼の下に2人の男が現れ、説得を始める。「町長選挙に出馬してくれないか、ただし『原発賛成派』として……」。そして1986年、チェルノブイリでは人類未曾有の原発事故が起きようとしていた。
 実在した町長・岩本忠夫氏の人生に取材し、原発立地自治体の抱える苦悩と歪んだ欲望を克明に描き出すシリーズ第二弾。

出演:宮地洸成(マチルダアパルトマン)、百花亜希(以上DULL-COLORED POP)、 岸田研二、木下祐子、椎名一浩、藤川修二(青☆組)、古河耕史

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第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

 2011年3月11日、東北全体を襲った震災は巨大津波を引き起こし、福島原発をメルトダウンに追い込んだ。その年末、<孝>と<忠>の弟にあたる<穂積 真>は、地元テレビ局の報道局長として特番製作を指揮していたが、各市町村ごとに全く異なる震災の悲鳴が舞い込み続け、現場には混乱が生じていた。真実を伝えることがマスコミの使命か? ならば今、伝えるべき真実とは一体何か? 被災者の数だけ存在する「真実」を前に、特番スタッフの間で意見が衝突する。そして真は、ある重大な決断を下す……。
 2年半に渡る取材の中で聞き取った数多の「語られたがる言葉たち」を紡ぎ合わせ、震災の真実を問うシリーズ最終章。

出演:東谷英人、井上裕朗、大原研二、佐藤千夏、ホリユウキ(以上 DULL-COLORED POP)、 有田あん(劇団鹿殺し)、柴田美波(文学座)、都築香弥子、春名風花、平吹敦史、森 準人、山本 亘、渡邊りょう

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スタッフ

作・演出:谷賢一 美術:土岐研一 照明:松本大介 音響:佐藤こうじ 衣裳:友好まり子 舞台監督:竹井祐樹 演出助手:美波利奈 宣伝美術:ウザワリカ 制作助手:柿木初美・德永のぞみ・竹内桃子(大阪公演) 制作:小野塚央

【助成】セゾン文化財団 【東京公演】助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、芸術文化振興基金 【大阪公演】芸術文化振興基金 【福島公演】主催:いわき芸術文化交流館アリオス  【東京・大阪公演】主催:合同会社 DULL-COLORED POP

東京公演

日程

8/08(木)~11(日) 第2部上演
8/14(水)~18(日) 第3部上演
8/23(金)~28(水) 第1部~第3部連続上演!

受付は開演の45分前、開場は開演30分前。

8月8(木)9(金)10(土)11(日)
19時 第2部19時 第2部13時 第2部
18時 第2部
13時 第2部
18時 第2部
12(月)13(火)14(水)15(木)16(金)17(土)18(日)
休演日休演日19時 第3部14時 第3部
19時 第3部
19時 第3部13時 第3部
18時 第3部
13時 第3部
18時 第3部
19(月)20(火)21(水)22(木)23(金)24(土)25(日)
休演日休演日休演日休演日13時 第1部
16時 第2部
19時 第3部 
13時 第1部
16時 第2部
19時 第3部
13時 第1部
16時 第2部
19時 第3部
26(月)27(火)28(水)
13時 第1部
16時 第2部
19時 第3部
13時 第1部
16時 第2部
19時 第3部
11時 第1部
13時半 第2部
16時 第3部 

終演後イベント

【トークディスカッション】
8/9(金)、8/16(金)、8/23(金)19時の回 終了後
公演終了後、作・演出の谷賢一と作品内容について語り合うトークディスカッションを開催します(参加自由)。この作品が皆様にどう響いたか、お聞かせ下さい。

【アフタートーク】
8/08(木)19時 永井愛(劇作家・演出家・二兎社主宰)
8/10(土)18時 白井晃(演出家・KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
8/17(土)18時 大森真( 元テレビユー福島報道局長/現飯舘村職員 )
8/25(日)19時 長塚圭史(劇作家・演出家・俳優/阿佐ヶ谷スパイダース)

会場:東京芸術劇場シアターイースト

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1丁目8−1 https://www.geigeki.jp/
JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩 2 分。駅地下通路 2b 出口と直結。

チケット

【一般発売日】
6 月 8 日(土)午前 10 時

【チケット料金】
指定席 一般:4,200円 学生:3,500円 高校生:2,000円(チケットぴあでのみ取り扱い)
通しチケット:10,000 円(各日100枚限定)
当日券:4500 円

【チケット取り扱い】
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/dcpop/ (Pコード494-475)
東京芸術劇場ボックスオフィス https://www.geigeki.jp/ti/

※学生チケットをご購入の方は、当日受付にて座席指定チケットをお引き換えください。
※未就学児入場不可。
※開演いたしますと、ご指定のお席にご案内できない場合がございます。
※8月28日は通し券のみ発売します。

大阪公演

日程

8月31日(土)
9月1日(日)
9月2日(月)
13 時 第一部 16 時 第二部 19 時~第三部
13 時 第一部 16 時 第二部 19 時~第三部☆
10 時 第一部 12 時半 第二部 15 時~第三部

☆終演後、ディスカッショントークあり。公演終了後、作・演出の谷賢一と作品内容について語り合うトークディスカッションを開催します(参加自由)。この作品が皆様のどう響いたのか、お聞かせ下さい。
※受付は開演の45分前、開場は開演30分前。

会場:in→dependent theatre 2nd

〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋4丁目7-22 インディペンデントシアター2nd
●Osaka Metro・堺筋線 恵美須町駅 1A 出口 右手(北)5 分 http://itheatre.jp/2nd.html

チケット

【 チケット料金】
一般:3,800円 学生:3,300円 通しチケット:9,800円(各日80枚限定)
当日券:4,300円
※整理番号付自由席
※未就学児入場不可。
※9月2日は通し券のみ発売します。

【チケット取り扱い】 劇団 HP、チケットぴあ(P コード 494-476)
【一般発売日】 6月8日(土)午前10時

福島公演

第二部『1986 年:メビウスの輪』 7月6日(土)18時30分、7日(日)14時
第三部『2011 年:語られたがる言葉たち』 9月7日(土)18時30分、8日(日)14時

【会場】 いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場
【料金】 全席自由3,000円 高校生以下1,000円
    第二部&第三部セット券:4,500円 高校生以下:1,500 円
※未就学児入場不可/一般発売日:5 月 11 日(土)

よくある質問

Q.三部作、どれから観たらいいですか? どれか一作だけ観てもわかるでしょうか?
A.三部作それぞれの作品はそれぞれ独立していますので、一作だけ観ても楽しんで頂けます。また、どの作品から観て頂いても特にネタバレの心配などはありません。

Q.上演時間を教えて下さい。
A.第一部は1時間55分程度です。第二部・第三部はまだ未定ですが、1時間45分~2時間程度を予定しております。2時間を超えることはありません。最新の上演時間情報が分かり次第、また改めてアナウンスさせて頂きます。